楽天銀行カードローン審査時間や在籍確認は?申し込み前に
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ブラックだと審査落ち?楽天銀行カードローンの審査は甘くない

カードローンの申し込みには、必ず「審査」というものが付いて回ります。それは、年収がいくらだろうと、どんな立場の人だろうと同じです。

その審査ですが、ネットバンクで有名な「楽天銀行」のカードローン「楽天銀行スーパーローン」は、審査が甘いと評判になっています。

しかし実際には、審査が甘いということはありません。特にブラックの場合は、楽天銀行に限らず、審査に通ることはまず難しいです。どうしてでしょうか。

そもそもブラックはどういう点で審査に通ることが難しいのか、どういう場合にブラックというのか、解説したいと思います。

本当に審査に甘い?楽天銀行のカードローンはどういう商品か

インターネットのカードローン情報について、よく「楽天銀行の審査は甘い」という言葉を見かけます。

確かにカードローンの審査において、誰もが審査が甘いところがあればそこに申し込みたいと思います。それはネットやチラシを見てもわかるように、審査の甘さをアピールしている業者が多いことからもわかるでしょう。

そんな中、ネットバンクの一つ、楽天銀行も審査が甘いと言われていますが、実際にはそう言葉通りにはなりません。まずは、楽天銀行のカードローンについて見てみます。

内容は充実している?楽天銀行のスーパーローンについて

楽天銀行も他に漏れず、住宅ローン、ブライダルローンなど、様々なタイプのローンを取り扱っているのですが、カードローンに関しては「楽天銀行スーパーローン」のみとなっています。

そのスーパーローンですが、やはり他社他行に漏れず、大きな特徴と言える点があります。

楽天銀行スーパーローン商品概要

条 件 満20歳以上62歳以下
日本国内在住
(外国籍の方は、永住権または特別永住権を持っている)
勤めていて毎月安定した収入がある、または専業主婦
(パート・アルバイト・専業主婦の場合は60歳以下の条件あり)
楽天カード株式会社または株式会社セディナの保証を受けることができる
(楽天銀行が認めた方は不要)
資金使途 原則自由
(ただし事業性は利用不可)
限度額 800万円(10万円単位)
※専業主婦の場合、限度額は50万円
※審査の結果、限度額を減額する場合もあり
金利
(年利)
1.9%~14.5%
※変動利率
遅延損害金 19.9%
担保
保証人
不 要
提出書類 申込書兼保証依頼書
(インターネット申込の場合は、不要)
本人確認書類
(運転免許証、健康保険証、パスポートなどの写し)
収入証明書
(源泉徴収票・給与明細書・源泉徴収票などの写し)
※300万円以下の場合、収入証明書は不要
(ただし、個人事業主、法人代表者の人は必要)
(審査の結果、必要となる場合もあり)

 

「スーパーローン」は専業主婦でも借りられるから審査が甘い?

まず、金利の低さに目が止まる人は多いでしょう。同時に限度額も800万円と高額になっています。しかし、金利の低さは限度額の高さに沿っているので、初めて借り入れる人は、実際には最初から高額借り入れは難しく、それに伴い金利も最初から低い数字となるのは難しいでしょう。

利用限度額 金利(年利)
10万円以上100万円未満 14.5%
100万円以上200万円未満 9.6~14.5%
200万円以上300万円未満 6.9~14.5%
300万円以上350万円未満 4.9%~12.5%
350万円以上500万円未満 4.9~8.9%
500万円以上600万円未満 4.5~7.8%
600万円以上800万円未満 3.0~7.8%
800万円 1.9~4.5%

低い金利で借りようと思うと、楽天銀行のカードローンでの実績を作り信用を得ることが先かもしれません。

他に限度額の大きさもですが、収入証明書の提出条件がかなり緩やかになっていると言えます。多くは(借入額等の内容によって)収入証明書の提出条件額が100万円になっていたりしますが、楽天銀行の場合、300万円以上と高額の場合に必要となっています。となると、多くの人が収入証明書の提出は不要になってきます。

また大きな特徴の一つに専業主婦でも借りられる点が挙げられます。

総じて銀行の場合、専業主婦でも借りられるところは他にもあるのですが、楽天銀行の場合、ネットでの申し込み画面が別枠で作られている点や大きくアピールしている点は、専業主婦でも借りやすいと言える形になっています。

特徴のもう一つに入会時にポイントがつくサービスもあります。専用ページから申し込む必要はあるのですが、楽天ポイント利用をしている方には嬉しいサービスです。

これらの条件的な内容を見ると、一見審査が緩く感じるかもしれません。実際、商品の内容で言えば、他社・他行よりもいいと思える部分が多くあります。その為、=(イコール)審査が甘いと考えている人もいると言えるのかもしれません。

返済も負担なく返せるようになっているのも人気の一つ?

カードローンの商品の特徴の一つとして、毎月の返済額も決まっており、よほど高額でなければ、負担なく返済できるような金額になっている点は借入者に優しいと言えます。

毎月の返済額について(残高スライドリボルビング方式)

利用残高 返済額/月
10万円以内 2,000円
10万円超30万円以内 5,000円
30万円超50万円以内 10,000円
50万円超100万円以内 15,000円
100万円超150万円以内 20,000円
150万円超200万円以内 30,000円
200万円超250万円以内 35,000円
250万円超350万円以内 40,000円
350万円超400万円以内 45,000円
400万円超500万円以内 50,000円
500万円超600万円以内 60,000円
600万円超700万円以内 80,000円
700万円超800万円以内 100,000円

ただ、これは審査とは直接関係ないので参考までにと言う感じでしょうか。

本来審査は甘いものではない!カードローンの審査について

肝心の審査に関してですが。では、条件的な部分がいいからと言って、審査が甘いのは同等でしょうか。いいえ、そんなことはありません。

確かに両方が揃わないとお金は借りられませんが、条件が緩い=(イコール)審査が甘いとは言えません。

楽天銀行の場合、口コミや情報ではこのような内容の書き込みや情報も出ています。

  • 楽天銀行カードローンに落ちたのですが、理由はたぶん引き落としと給料日のタイミングが悪く、クレジットの支払いが遅れていたことが考えられます。
  • 最初の審査は通ったけど、借りた後は厳しく借り入れできなくなった。
  • 他社よりも金利が一番安かったけど、審査は同じような時間がかかった。
  • 同じような条件だったのに知り合いは落ちて、自分は審査に通った。

などなど、いろいろあります。中には、収入証明書の不要な年収でも提出の必要が出た人も何人か書き込まれていました。また、借入後の厳しさを書き込む内容も多々ありました。

とはいえ、口コミ全体では好評価が多いので、必要以上に厳しいという印象はないかもしれません。しかし逆を言えば、やはり特に審査が甘いという訳でもないようです。

他社で通っても楽天銀行の審査に落ちることもある!その理由は?

あいまいな言い方で言えば、楽天銀行の審査の厳しさは可もなく不可もなく…と言えそうです。そう言ってしまえば、どこだって同じじゃないか、と誰もが思うでしょう。

ただ、審査に落ちた理由は教えてもらえないので、あくまで推測の域を出ないのですが、落ちた人の口コミを見ると、楽天銀行のカードローンの場合、このような点で落ちることもあるようです。

  • 年収に比べて借入金が多い
  • 短期間に立て続けにあちこち申し込みをしている
  • 延滞や債務整理をしている過去がある
  • 申込条件にあっていない
  • 勤続年数が短い

もちろん他の内容もありますし、あくまで推測のレベルではあるので絶対に落ちるとは言えませんが、不利であることには間違いないでしょう。

基本的な審査項目は一緒でもそもそも審査の可否の判断は個々で違う!

楽天銀行審査についての口コミでもあったのですが、勤め先等の条件は同じような人でも審査に通過した人と審査に落ちた人と、大きく分かれる場合もあります。

もちろん基本的にチェックされる項目と言うのは、大まかに言えばどこも同じと言えます。

審査される主な項目

  • 属性
  • 個人信用情報
  • 他社借り入れ(件数・金額)
  • 申込件数
  • 申込限度額

属性とは、申し込む個人の名前から住まい、家族構成、勤め先の年数や年収など、その人に関する情報のことをまとめていいます。

カードローンは返済ができるかどうかかが大きな審査のポイントになるので、特に勤続形態や勤続年数、年収は審査に大きく影響を与えると考えた方がいいです。

アルバイト、パート、専業主婦は申し込みができない業者もあるのですが、それはこの返済が出来るかどうか見た時に不安要素が大きいと言えます。(貸金業者は、法律の関係で収入のない人には融資できないこともあります。)

また他社借り入れは、それこそ返済ができるかどうかを見た時に、やはり不安要素の一つになります。よく目安として3社という情報もあるのですが、これもまた審査する側で大きく違うので一概には言えません。あくまで目安になります。

申込件数は、立て続けにあちこちに申し込んでいる人は、例えば審査が不安な為に申し込んでいたとしても、審査側はお金に困っていると判断します。イコール返済ができるかどうかがやはり不安視されます。

申込時の限度額の希望も、収入に対して大きすぎれば返済はできないのではないか、と判断されます。業者によっては限度額を減額して融資するところもありますが、場合によっては審査に落ちるということもあります。

例えば年収が同じでも、扶養家族が違えば生活費は大きく違ってきます。審査はこれらの項目一つ一つを考慮して行われるので、個々により審査の結果が大きく変わるのです。また判断される基準は業者や銀行によって大きく違うので、同じ申込者でも審査に通るところと通らないところが出てきます。

楽天銀行だけでない!ブラックだと審査に落ちると言われるのは本当?

この審査される項目の中で最もシビアに見られる内容があります。個人信用情報です。もちろん業者や銀行によって違いはあるかもしれませんが、その差はほとんどありません。

よく言われる「ブラック」が、個人信用情報の審査に関係してきます。

ブラックとはどういう状況を言うのか、まずは整理します。

ブラックとは
個人信用情報に傷があるがために新たな借り入れができない人のこと。「個人信用情報に傷」とは、過去や現在において、延滞や債務整理をしているなどの借金が滞りなく返済することが出来ていないという情報が専用の機関(個人信用情報機関)に記録されていること。

まず、ここにある「個人信用情報」とは、クレジットカードやカードローン、住宅ローンや教育ローンなど様々な借り入れにおいて、金融機関や信販会社などとお金に関する契約に関する内容を指します。個人の名前から申込時に記入する内容、契約内容、返済状況まで事細かに記録されます。

この記録内容は、融資している業者や銀行も当然保管してますが、個人信用情報機関という専用機関に記録され、各金融機関に新たな申込時があった場合、その申込者の記録を照会して審査の可否の判断の材料の一つにします。

ブラックとされる主な情報

  • 延滞
  • 債務整理・自己破産
  • 債権回収・保証履行・強制解約等
  • 申込件数(申込件数過多) など

これらの情報により返済の心配がある場合は、審査に落ちます。

よくブラックリストと言う人もいますが、実際にはブラックリストと言うモノは存在しません。個人信用情報に傷がある状態の、あくまで俗語のようなものと考えていいです。

ブラックになったらまず審査に通らないと思った方がいい?

このブラックと言われるような金融事故(延滞や債務整理などの情報)を起こしている人は、まず審査に通らないと言われています。

もちろん100%とは言いませんが、実際に楽天銀行のカードローンをはじめ、カードローンの審査に落ちている人の多くは、過去やはり延滞や自己破産などを起こしている人が圧倒的に多いのです。

▼参考記事
債務整理・任意整理中…楽天銀行カードローンで借入は諦めるべき?

100%ではありません。というのは、その傷が付いた状態の個人信用情報の記録は一生残るわけではないからです。

個人信用情報機関は3つありますが、それぞれに記録の保持期間というのが決まっています。

個人信用情報機関 金融事故に関する記録の保持期間
株式会社日本信用情報機構
(JICC)
5年
株式会社シー・アイ・シー
(CIC)
5年
全国銀行個人信用情報センター 5年~10

  
この記録が残る期間ですが、あくまで契約が終了したり、完済してから数える期間になります。現段階で終わっていなければ経過年数に入りませんので、勘違いしないようにしましょう。

5年~10年経つと、個人の情報は消えます。と言うことは、その後、新たな申し込みをした際に業者や銀行が信用情報機関に照会をしても、事故記録がないので審査に落ちる可能性は減ります。

ただし、その時の勤続年数や年収、他に新たな借り入れがあれば、審査の判断の一つになるので、絶対審査に通るとは限りません。ただ、記録が残っていた時よりも審査に通過する可能性が上がるという話です。

この機関以外にあたる元々借り入れしていた業者や銀行に関しては、記録の保管期間は公表されていません。

ですので、延滞等を起こしていた融資先にはずっと記録が残っていると考え、そこでは借り入れしない方が賢明です。

また貸金業者の中には、銀行など他社の保証会社になっている業者もあります。保証会社は申込時の審査を行うので、過去の利用していた(金融事故を起こしていた)会社が保証会社になっている金融機関も避けた方がいいでしょう。優良な顧客ならば、逆に審査に有利と言えますが…。

ちなみに貸金業者の規模の小さな所では、申込者の状況に応じて相談に乗って対応してくれるところもあるようです。そこは、規模が小さいが故の特徴があります。もちろん審査はありますし、ブラックの人全員が審査に通るとは限りません。その人その人の状況で判断されます。

自分の記録が知りたい!そんな時は情報開示請求をすることができる

「昔、自己破産をしたが、正確な時期がわからない。」「延滞をしてないと思うが、自信がない。」と自分の金融取引の記録がどうなっているのか、わからなかったり不安な人も多くいることでしょう。

そのため、カードローンの審査に落ちた理由が(理由は教えてくれないという点もあるのですが)全くわからない、という人もいるかもしれません。もし過去の金融事故が審査に落ちた原因ならば、また新たに申し込みをしてもまた落ちる可能性は大きいと言えます。

ならば、なるべくリスクを避けるためにも、過去の自分の記録がどうだったかを把握できればその方がいいに決まっています。(知らないで立て続けに申し込みして、申し込みブラックになってももったいないです。)

心配な人は、自分の個人信用情報を知ることをオススメします。知ることはできるのです。情報開示請求を行うのです。

情報開示請求の方法はいくつかあります。

個人信用情報機関 情報開示請求の申込方法
株式会社日本信用情報機構
(JICC)
スマートフォン
郵送
窓口
株式会社シー・アイ・シー
(CIC)
パソコン
スマートフォン
郵送
窓口
全国銀行個人信用情報センター 郵送のみ

  
いずれにしても、手数料1,000円が掛ります。(窓口の場合は500円)また、運転免許証などの書類提出が必要になります。

回答に関しては、申込方法にもよりますが郵送の場合が多く、時間が多少掛ります。(1週間~10日程度)

費用や時間は多少掛りますが、何度も申し込みに失敗するよりも、自分の情報を得て、少しでも審査に落ちる可能性を減らした方がいいのではないでしょうか。

事故情報が消えてからの方が早道?カードローンに申し込むコツは

もし、自分の信用情報に延滞などの傷が記録されていた場合、審査に通る可能性はかなり低くなります。では、どうしたらいいのか。

先ほど、規模の小さな業者ならば多少なりとも可能性がないわけではないことは述べたのですが、あくまで可能性での話です。絶対審査に通る保証はありません。

ならば、一番の早道は何なのか。これはやはり事故情報が消えるのを待つのが、可能性が上がるというものです。もちろん前述した通り、審査に絶対はありませんが、かなり可能性は上がります。

それまで待つのは生活を考えるとかなり辛いことかもしれません。しかしできればその間に、例えば良い条件の就職先を見つける、勤続年数を重ね勤労の実績も積むなどの努力をすれば、少しでも審査通過の可能性も上がります。

当然、楽天銀行の場合も同じです。カードローンの申し込み時の条件の良さを知っておき、その上で改めて申し込むのが一番ではないでしょうか

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